教育関係者の方へ

砂糖の基本を学ぶ
児童向けサイト

児童にとって身近な食品である砂糖について、原料、製造工程、種類、歴史、栄養、調理
特性などの基本的な知識を、児童の質問に先生が答える形でやさしく解説しています。
また、楽しみながら学べるクイズもあります。家庭科、理科、社会科などの授業で資料として
参照するほか、児童の調べ学習にも適した内容となっています。

「さとうのはなし」の
活用にあたって

(一財)総合初等教育研究所参与
元文部省教科調査官

北 俊 夫

「砂糖」は、私たちが健康な食生活を送るうえでなくてはならない甘味料です。砂糖はお菓子や料理など様々な食品に使用されています。ところが、砂糖について必ずしも正しい知識を持ち合わせていないことがあります。
こうした状況を踏まえて、精糖工業会は小学校高学年の児童を対象に「砂糖の基本…

「砂糖」は、私たちが健康な食生活を送るうえでなくてはならない甘味料です。砂糖はお菓子や料理など様々な食品に使用されています。ところが、砂糖について必ずしも正しい知識を持ち合わせていないことがあります。
こうした状況を踏まえて、精糖工業会は小学校高学年の児童を対象に「砂糖の基本を学ぶ冊子『さとうのはなし』」を作成し、平成28年度から全国の小学校に提供してきました。本教材を活用した先生方から、「冊子の内容をウェブコンテンツにもしてほしい」という要望が数多く寄せられました。こうした声を受けて、ここに児童向けと教師向けのサイトを制作し、提供することになりました。
学校教育において、「砂糖」のことを深く扱う教科はありません。しかし、様々な教科等で砂糖を関連付けることができます。たとえば、家庭科では調理実習や栄養素の働きを指導する場で、理科では物のとけ方や植物の体の働きを取り上げる場で、社会科では暖かい土地や寒い土地のくらしを調べる学習や日本の歴史の学習で、それぞれ取り上げることができます。さらに、国語科ではわが国の伝統文化としての和菓子を題材として取り上げたり、給食の時間には食に関する指導の一環として砂糖の栄養素や摂取方法について指導したりすることができます。
このように、学校教育において、砂糖は様々な視点からアプローチできる優れた教材だといえます。様々な教科等で、指導のねらいに即して扱うことにより、子どもたちは砂糖に対して関心を高め、総合的な理解を深めるようになります。
ここに紹介したサイトでは、砂糖に関する知識や情報とともに、授業で使える学習プリントも提供しています。
本サイトは、学校教育の場だけでなく、家庭でも視聴することができますから、保護者の方も子どもと一緒に砂糖について学ぶことができます。また、先行して提供している冊子『さとうのはなし』も併せてご活用頂きたいと思います。
学校や家庭でこれらの教材を活用することにより、子どもたちが砂糖を身近に感じとり、砂糖についての正しい知識を身につけるようになることを切に願っています。

もっと読む
閉じる